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帯部分に描かれた奇妙な図。
時計の文字盤のような。。。

cover

これはいったいなんなんだ!?

***** ***** ***** ***** *****
明るい曲は暗くなり、
暗い曲は明るくなる。
メロディの上行・下行は逆転。
そんな鏡に写したかのような
新たな景色・サウンドが
ネガティヴ・ハーモニーの効果。
それをアドリブ・ソロでも活用しよう。
***** ***** ***** ***** *****

「ネガティヴ・ハーモニーをギターで攻略(CD付)」
AB判/96頁/1,800円(税別)
[シンコー・ミュージック] 著者:田中裕一

2018年7月26日(木)発売!


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・本の発売記念ワークショップ(2018/08/14)の動画。

<新!Negative Harmony Workshop!>
 
・その1「序〜鏡の世界の響きを聴いてみよう。」

※08/17公開
※テロップ入り再編集版08/25公開
 
・その2「基本システム〜基本的な活用方法(●6,●m6の響き)。」

※08/24公開
※テロップ入り再編集版09/06公開
 
・その3「●m(b5)-●7の反転 〜 ネガティヴm7-7とは。」

※08/31公開
※テロップ入り再編集版09/19公開
 
 
 
※「たなかギターBlog」からも動画をご覧いただけます。
・新!Negative Harmony Workshop!その1「序〜鏡の世界の響きを聴いてみよう。」
http://blog.livedoor.jp/daytripper0419/archives/52446372.html
 
 
・新!Negative Harmony Workshop!その2「基本システム〜基本的な活用方法(●6,●m6の響き)。」
http://blog.livedoor.jp/daytripper0419/archives/52446861.html
 
 
・新!Negative Harmony Workshop!その3「●m(b5)-●7の反転 〜 ネガティヴm7-7とは。」
http://blog.livedoor.jp/daytripper0419/archives/52447450.html
 
 
 
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※以下、本記事部分です。
 ぜひご参考になさってください。


 単行本版は下記の資料では間違っている部分などの修正もされています。
 もちろん、大幅な加筆修正と膨大なる追加コンテンツ&付属CD付きです!
 もし、ネガティヴ・ハーモニーにご興味を持たれた方は、
 是非単行本をお買い求めください。


「ネガティヴ・ハーモニーをギターで攻略(CD付)」
AB判/96頁/1,800円(税別)
[シンコー・ミュージック] 著者:田中裕一

2018年7月26日(木)発売!





↓ ↓ ↓(以下、資料。本記事部分。)

***** ***** ***** ***** *****
・Negative Harmonyの資料としてはひとまずの最終版!
(先日2017/06/12に行ったNegative Harmonyのセミナー用におよそ一か月間かけて作成したものです。)


↓ ↓ ↓ ダウンロードリンク
『反転するハーモニーの世界
- Negative Harmony, Mirror Harmony(axis = Root)について。』

↑ ↑ ↑ ダウンロードリンク



ダウンロードしてご覧いただくのが見やすいかとは思うのですが、何となくザッと読みたい方もいらっしゃるかと思いますので、以下にもコピー&ペーストを掲載しておきます。
※表などは圧倒的にPDF版の方が見やすいかと思います。
※また、図・画像の類はコピー&ペーストされていません。
※加えて、資料1〜3も図・画像の類と言うことで欠けております。
※ですので、ダウンロードしてご覧いただくことをお勧めします。

===== ===== ===== ===== =====
※Negative Harmonyについて、セミナーのご依頼や、個人的に教わりたいと言う方は下記メールアドレスまでお気軽にご一報を下さい。

■a hill sounds音楽事務所
ahillsounds@gmail.com

または

■田中裕一Guitar教室
y.t.guitar@gmail.com

まで。
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※セミナーの動画を参加者の方から頂いたのでアップしてみました。
 資料を見ながら動画を見るとわかりやすいかと思います。





(↓ 以下、PDF版の文字部分のみコピー&ペースト。)
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『反転するハーモニーの世界 - Negative Harmony, Mirror Harmony(axis = Root)について。』
Editing by Yuichi Tanaka(2017年5月31日早朝05:24脱稿、6/1,4,8,9加筆修正)

目次
『其の1:Mirror Harmony』
『其の2:Negative Harmony』
『其の3:実践編(All the things you are)』
『其の4:最後に。』

今日はNegative HarmonyとMirror Harmony(axis = Root)の話をしたいと思います。

まだあまり一般化されていないこの考え方。おそらく現時点では少し(あるいはとっても!?)難しい事に感じられているのではないでしょうか。

わかってしまえば結構普通の話に感じられるかも知れません。もしくはこのNegative HarmonyやMirror Harmonyについてどの様に向き合ったら良いのかがわかるだけでも、その使用法や、取り組み方についてイメージが掴める(掴みやすくなる)かと思います。

そんなわけで!
まずは最初に元も子もない話からはじめてみますね(笑)


『序』
あるコード(スケール)上に、そのコード(スケール)の成り立ちと異なるサウンドを重ねてやること、あるいはそれに準ずることを正当化(何かしらの理屈っぽいもので、結論としてそのようになる事を導いてやること。ある種のこじつけw)する方法はたくさんあります。

あまりに一般化されてしまっているので、もはや普通のことになってしまっているかも知れませんが、
・サブドミナントマイナー
・モーダルインターチェンジ
・例えばKeyCの曲を部分的にKeyCのブルース的に弾いてやるetc...

何故それがオッケーなのか(演繹的)、ではなく「こう言うサウンドってあるよね。」的な経験則をまとめてみたもの(帰納的)な内容の『やり方』ってありますよね。
御幣を恐れずに言うならば!
Negative HarmonyやMirror Harmonyも要はそれ(そのゾーンの話)に当たります。

ただ、Negative HarmonyやMirror Harmonyは反転のさせ方のシステムがしっかりしているのであやふやな部分がないですからあたかも理論かのような感覚を覚えますが、いわゆるバークリーメソッド的な体系化出来る様な内容はそこには無く、単に「ある結果」を導くことが出来る「やり方」です。

あとは導かれた「ある結果」が愛すべきものなら愛せば良いし、そうでなければ忘れてしまえば良いのです。
音楽ってそのくらい適当で良いのです(笑)
大切なことは愛すべきサウンドがそこにあること!!



例えば。
筆者・田中がアダム・ロジャースにレッスンを受けた際のこと(この話は出張版!田中裕一Guitar教室でもしたので、ご参加いただいた方はご存知かも知れませんが)、アダム曰く「KeyCのCM7上で何を弾くか考える時に、何のスケール(やコードの分解)を弾くかではなくて自分なりの"C"と言う内容・イメージについて考えていて、例えばぼくはCM7上でCフリジアン弾くの好きだねー。」と言っていました。

詳しい説明は後ほど致しますが、実はMirror Harmony(axis = Root)でKeyCのCM7を反転させるとCフリジアン(DbM7 - Lyd)が出てきます。
あるいは、モーダルインターチェンジにおけるbM7を考えてもやはりCフリジアンが出てきます。

要するにこれらは「Mirror Harmony(axis = Root)」に基づこうと、「モーダルインターチェンジ - bM7」に基づこうと、あるいは「アダムの欲望(笑)※ポリモーダル」に基づこうとも結果的にCフリジアンを弾くことを正当化する為の何らかの理由付けが可能となってしまいます。

ここで大切なことは、その結果聴こえてくるサウンド(例えば前述のKeyCのCM7上でCフリジアン)が皆にとって何らかの納得感があること。

あるいは、この(奇妙な)サウンドを愛する者が世界中にたった1人・オレだけだとしても構わない!後ろ指さされても構わない!このオレの欲望を満たす甘美なもののひとつ、それがこのサウンドだ!
とかww

そういう事です(笑)

Negative HarmonyやMirror Harmonyも要するにその類の事であると思って向き合ってみるとずいぶんと気が楽になるかと思います。

Negative HarmonyやMirror Harmonyについては、新しい響きに出会うため・探すために使ってみても良いし、あるいは自分の弾きたいサウンドがあるんだけど「でもこんな変なサウンドを弾いて誰かに何それ!?wwとか言われたら何だか凹むな、、、何か上手い理屈っぽい説明みたいな根拠づけが出来たら言い返せるし気が楽だなあ。。。」とかそんな事に使ったら良いと思います。


ではNegative Harmony、Mirror Harmony(axis = Root)について詳しく見ていきましょう!




『其の1:Mirror Harmony』

まずはMirror Harmonyについて理解すると良いでしょう。

これは1970年代半ばにはウェザーリポートのジョー・ザビヌルがすでに「ブラック・マーケット(リリース:1976年4月 / 録音:1975年12月 - 1976年1月)」で使っていました。
※資料1(別紙)参照


本人はミラーシステムと呼んでいた様ですが、ブラック・マーケットは音の配列を反転させたキーボードを使って作曲された様です。

※メジャーペンタトニック(ドレミソラ)のレを軸(axis)にして反転させたと資料には書いてあります。ジョーはメジャーペンタトニックの中心を「レ」と捉えていたそうで、それがいわゆる西洋音楽的なサウンドではない「フォーク(民謡)」的サウンドを生んでいたと。

※チャルメラのメロディー参照。(実演)


なので、「こう言う考え方って昔からあったよね。」とか。
最近になって提唱され話題となっているNegative Harmonyと、かつてからあったMirror Harmonyが混同されたりする訳です。

ただ、この2つの考え方は反転と言う着眼点は同じなのですが、その方法やマインドについては異なるものです!


===== ===== ===== ===== =====

Mirror Harmonyとはつまり。

音階上の「特定のある音」を「axis(軸)」に設定して、コードやメロディーの内容を反転させた鏡写しの内容です。

「特定のある音」は全12音のどれでも良いのですが、基本的にはそのコード(スケール)のRootを「axis(軸)」に選びます。

また、もし全12音から自由に選んだ場合でも増4度の音程同士は反転の結果が一致しますので、簡単に言うと6つの鏡があって、そのそれぞれの鏡に写るものは反転される。

それがMirror Harmonyです。

===== ===== ===== ===== =====


Mirror Harmonyは中心に決めた音を軸(axis)にすることに意味があると思うので、反転する軸(axis)をRoot以外に設定する意味が無いように感じます。

※そうでなければ、何故その音をRoot(中心)に選んで考えているのだ!?となってしまう。


ですから以降は、

『Mirror Harmony = [axis = Root]でコード(スケール)を反転させたもの』

と言う定義をして話を進めます。



===== ===== ===== ===== =====

Mirror Harmony


【ココには本来、反転用の図があります。
※PDF版ではキチンとご覧いただけます。】


※注意
C(機砲麓瓦覆里琶儔修靴覆ぁ
F#(#検砲亙儔修靴討F#(#検法
C(機砲F#(#検砲吠儔修垢襪錣韻任鰐気ぁ

スケールやコードのRootを「C(機法廚箸靴榛櫃Mirror Harmonyの反転図です。
この図の通りに反転させることで元の音を鏡の世界に反転させるのです。
※厳密で明確なルールがあるのかは定かではありませんが7th音が反転したものを反転先のRootにするようです。

「実際の反転例」
CM7 (C,E,G,B)
DbM7 (C,Ab,F,Db)

CMaj Scale (C,D,E,F,G,A,B) ※Cイオニアン
AbMaj Scale (C,Bb,Ab,G,F,Eb,Db) ※AbMaj Scale = Cフリジアン
(前述のとおり、Mirror HarmonyではCイオニアンはCフリジアンに反転されます。)

===== ===== ===== ===== =====



以下にMirror Harmonyのお役立ち表を載せますのでご参考になさってくださいm(_ _)m

===== ===== =====

『Mirror Harmonyお役立ち表』

Major 7 は半音上げ
Cmaj7 to Dbmaj7

Minor 7 は全音上げ
E-7 to F#-7

Dominant 7 は全音上のMinor 7(b5)
G7 to A-7(b5)

Minor7 (b5) は全音上のDominant 7
C-7(b5) to D7

Diminished 7 は単に短三度上がる
(本質的に反転する)

Minor major 7 は半音上のAugmented major 7
C-(maj7) to Db+maj7

Augmented major 7 は半音上のMinor major 7
C+maj7 to Db-(maj7)

===== ===== =====

※厳密で明確なルールがあるのかは定かではありませんが7th音が反転したものを反転先のRootにするようです。




『其の2:Negative Harmony』

前項のMirror Harmony。その定義を「axisを決めてコード(スケール)を反転させたものと、くくる範囲を広げてみればNegative HarmonyもMirror Harmonyの一種と言えるでしょう。

ただ前項で述べた内容と異なる重要な点は
【Negative HarmonyではKey の中心・骨格を音階のRoot&5thと捉え、
その中間となるE音とEb音の「間」をKey Center(キーの中心)と定義し、
「特定のある〈音〉」ではなく
「特定のKeyのm3とM3の〈間〉」をaxisとすることです】\_(・ω・`)ココ重要!

ですから、下図を使って元のコード(スケール)を反転させます。

【ココには本来、反転用の図があります。
※PDF版ではキチンとご覧いただけます。】


※また、元のコードの5度を「ジェネレータトーン」と呼び、「ジェネレータトーン」を反転させたものが、反転先のコードのRootとなります。

すると、4度進行は5度進行に反転します。
例:『Dm7(D,F,A,C) - G7(G,B,D,F) - C(C,E,G)』※下線の音は「ジェネレータトーン」
→Negative化『Bb6(F,D,Bb,G) - Fm6(C,Ab,F,D) - Cm(G,Eb,C)』

(以下では5度の含まれない●m(b5) [●dim]についてもb5音を反転させたものをRootとしていますが、すると4度進行は5度進行に反転されないため、このやり方には諸説あります。)



結果的に同じ内容が導かれる下記の方法もご紹介しましょう。

C Major Scale
C D E F G A B C
全全半全全全半
の音程の進み方を「ジェネレータトーン」であるG音から逆向きに進んでやると。

Negative G Major Scale
G F Eb D C Bb Ab G
(下行)全全半全全全半

が導かれます。
(元のRootから見た5度の反転を反転先のRootとするので、C Maj → C minですね。)
ここでの対応関係「C-G, D-F, E-Eb, F-D, G-C, A-Bb, B-Ab」は前ページの表と一致します。



※一覧表

===== ===== ===== ===== =====
C Major Scale
C D E F G A B C
全全半全全全半
Negative G Major Scale
G F Eb D C Bb Ab G
(下行)全全半全全全半
===== =====
C Natural minor Scale
C D Eb F G Ab Bb C
全半全全半全全
Negative G Natural minor Scale
G F E D C B A G
(下行)全半全全半全全
===== ===== ===== ===== =====
※Major ScaleはNegative化するとNatural minor Scaleに。
 Natural minor ScaleはNegative化するとMajor Scaleになる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



===== ===== ===== ===== =====
C Melodic minor Scale
C D Eb F G A B C
全半全全全全半
Negative G Melodic minor Scale
G F E D C Bb Ab G
(下行)全半全全全全半

※Melodic minor ScaleはNegative化すると
 Mixolydian b6th Scale(元の4度のMelodic minor Scale)になる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



===== ===== ===== ===== =====
C Harmonic minor Scale
C D Eb F G Ab B C
全半全全半[一音半]半
Negative G Harmonic minor Scale
G F E D C B Ab G
(下行)全半全全半[一音半]半

※Harmonic minor ScaleはNegative化するとHarmonic Major Scaleになる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



===== ===== ===== ===== =====
「Negative Harmony対応表 [Major Scale]」

Negative Harmony / Diatonic Chords

Perfect(明るい・元のKeyの) Plagal(暗い・Negativeに変格された)
m [Aeo]
m7 b6 [Mixo]
m7 b6 [Lyd]
m [Phr]
7 m6 [Dor]
m7 b6 [Ion]
m(b5) m(b5) [Loc]

※Diatonic Chords ではRootが5th、3rdが3rd、5thがRoot、7thが6thに反転されます。
※Major ScaleはNegative化するとNatural minor Scaleになる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



===== ===== ===== ===== =====
Negative Harmony / Non Diatonic Chords

Perfect(明るい・元のKeyの) Plagal(暗い・Negativeに変格された)
b7 m6
7 bm6
7 bm6
7(Mixo b6) bmM7(mel-min)
7 m6
m7(Dor) 6(Mixo)
mM7(mel-min) (Mixo b6)
7 bm6
●dim[W/H] ●の半音上から始まる<dim[H/W]>※4種
●dim[H/W] ●の半音下から始まる<dim[W/H]>※4種
===== ===== ===== ===== =====

こう並べてみるとお気づきになられるかと思いますが、

メジャーコード ⇔ マイナーコード
ドミナント(●7)コード ⇒ マイナー6thコード

に反転していることがわかります。
これはとても重要なことなので是非覚えておきましょう!



===== ===== ===== ===== =====
「Negative Harmony対応表 [Natural minor Scale]」

Perfect(明るい・元のKeyの) Plagal(暗い・Negativeに変格された)
m [Aeo] [Ion]
m(b5) [Loc] m(b5) [Loc]
b [Ion] m [Aeo]
m [Dor] [Mixo]
m [Phr] [Lyd]
b [Lyd] m [Phr]
b [Mixo] m [Dor]

※Natural minor ScaleはNegative化するとMajor Scaleになる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



===== ===== ===== ===== =====
「Negative Harmony対応表 [Melodic minor Scale]」

Perfect(明るい・元のKeyの) Plagal(暗い・Negativeに変格された)
mM7(♮13) [Mel-min] 7(b13) [Mixo b6th]
m7(b9,♮13) [Dor b9th] b7(#11) [Lyd b7th]
bM7(#5) [Lyd-aug] bM7(#5) [Lyd-aug]
7(#11) [Lyd b7th] m7(b9,♮13) [Dor b9th]
7(b13) [Mixo b6th] mM7(♮13) [Mel-min]
m7(b5,♮9) [Loc ♮9] 7 [Alterd]
7 [Alterd] m7(b5,♮9) [Loc ♮9]

※Melodic minor ScaleはNegative化すると
 Mixolydian b6th Scale(元の4度のMelodic minor Scale)になる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



===== ===== ===== ===== =====
「Negative Harmony対応表 [Harmonic minor Scale]」

Perfect(明るい・元のKeyの) Plagal(暗い・Negativeに変格された)
mM7(b13) [Harm-min] M7(b6) [Harm-Maj]
m7(b5,♮13) [Loc ♮6th] m7(b5) [Loc b6,♮6]
M7(#5,♮11) [Ion #5th] bM7(#5,#11,#9) [Lyd-aug #9th]
m7(#11,13) [Dor #4th] 7(b9) [Mixo b9th]
7(b9,b13) [HP↓5] mM7(#11) [Lyd-minor / Mel-min #4th]
bM7(#9,#11) [Lyd #9th] 7 [Alterd ♮5th]
(R,b2,#2,3,b5,b6,♮6) m(b5) [Dor b5th]

※Harmonic minor ScaleはNegative化するとHarmonic Major Scaleになる事がわかります。
===== ===== ===== ===== =====



「Negative Harmony - Major Scale早見表的解析編。」

ここではNegative Harmony - Major Scale [Diatonic Chords]についての早見表的解析編を繰り広げてみたいと思います。

===== ===== ===== ===== =====
Negative Harmony / Diatonic Chords

Perfect(明るい・元のKeyの) Plagal(暗い・Negativeに変格された)
m [Aeo]
m7 b6 [Mixo]
m7 b6 [Lyd]
m [Phr]
7 m6 [Dor]
m7 b6 [Ion]
m(b5) m(b5) [Loc]
===== ===== ===== ===== =====

Plagal側のコードは同主短調を長調とみた場合の『m, 6, 6, m, m6, 6, m(b5)』
この対応関係をまとめると。
Perfect m7 m7 7 m7 m(b5)
Plagal m 6 6 m m6 6, m(b5)


この対応関係を語呂合わせで覚えてしまいましょう!
覚え方は同主長調&短調の
「イチロク、ロクイチ」
「ニーゴー、ゴーニー」
「サンヨン、ヨンサン」
(ナナハオンナジ)

麻雀の点数計算のごとくゴロの勢いで覚えてしまいましょう!(笑)
前述の。
メジャーコード ⇔ マイナーコード
ドミナント(●7)コード ⇒ マイナー6thコード
もこの早見表的な覚え方に役立ちます。

※同主長調&短調のと書いていますが、短調の方はそれをさらに平行長調に直した言い方M7〜m7b5を採用しています。



「ドーシュチョーチョー、タンチョーノ」
「イチロク、ロクイチ」
「ニーゴー、ゴーニー」
「サンヨン、ヨンサン」
(ナナハオンナジ)

しつこく書いてみました(笑)

こうなってくるとなーんとなくですが、当初は謎のように思われたNegative Harmonyですが、モーダルインターチェンジ・サブドミナントマイナーの拡張版・亜種の様な感覚も覚えてきます。

モーダルインターチェンジ・サブドミナントマイナーなどには、元のキーのトニックへ戻ろうとする性質があります。
これは筆者・田中的な感覚で言えば、
「モーダルインターチェンジ・サブドミナントマイナー」
=「ドミナントを拡張させた」ような雰囲気を感じるわけです。



・ですが、いっぽうNegative Harmonyは。

元のキーのコードを「Negative世界(負の世界)」のコードと
「暗黒変格(Negative Plagal)」させたと言うような感覚。

「元のキーのコードを生贄にして、魔界から暗黒コードを召喚!」

みたいな感じに捉えていくと良いのかなと思いました。

そして、その召喚に必要な呪文は・・・(みなさまお分かりですね!?www)

「ドーシュチョーチョー、タンチョーノ」
「イチロク、ロクイチ」
「ニーゴー、ゴーニー」
「サンヨン、ヨンサン」
(ナナハオンナジ)
・・・(笑)
と、まずはそんな感じで捉えてみるとこのNegative Harmonyについて実際に身につけて使えるようになっていく糸口になるのではないかと思いました。

ただ、これは純粋なDiatonic Chordsの範囲の話ですから、そこにテンションの音を加えたり、Non Diatonic Chordsの範囲まで守備範囲を広げようとなると、これだけでは全然足りません。。。

ですが、まずはここから皆で取り組んでみようじゃあないか!筆者・田中はそう思います。




「Negative Harmonyここまでのまとめ。」

Diatonic Chordsの範囲については、「イチロク、ニーゴー、サンヨン」の呪文。
そして、これはNon Diatonic Chordsについても適用が可能ですが、
メジャーコード ⇔ マイナーコード
ドミナント(●7)コード ⇒ マイナー6thコード
を覚えてしまえば対応が可能です。

ここで、この資料を書くにあたって参考にした方々をご紹介します。
 
・「理論」としてのNegative Harmonyを厳密に組み立てたり扱おうとする派
Marco Fiorini(https://www.youtube.com/user/1Fiox/videos

PDF1 with annotations: https://www.mediafire.com/?sr2bvoon9bhldn8
PDF2 with annotations: https://www.mediafire.com/?qntuqa7ifa6ex5z
 
Negative All The Things You Are: https://www.mediafire.com/?g2pqp1ap9300wt0
my Thesis (ITA only): https://www.mediafire.com/?v4w6h88xwb2r4rh
 
 
・Negative Harmonyの考え方を使って自分なりの音楽をやろうとする派
Jan Jakut(https://www.youtube.com/watch?v=_Fn9wdoF2V4
 
https://janjakut.bandcamp.com/merch/interstella-solo-jazz-guitar
https://www.patreon.com/posts/jazz-guitar-1-2-10448406
 
 
例えばFm7 Bb7 EbM7について見てみると、
Jan Jakutさんは『Bbm6 - Db7 - EbM7』とNegative化します。
https://www.patreon.com/posts/jazz-guitar-1-2-10448406 を参照。
 
ですが、Marco Fioriniさんは四度進行が反転するのだから五度進行になると厳密ですから、
『Db6 - Abm6 - Ebm』とNegative化する事でしょう。

後者のMarcoさんの場合はメロディーもNegtive化しないと基本的にはいつでも使えるツールとはなりません。ですから、アレンジや作曲用のツールと言う感覚な気がします。
 
Jan Jakutさんの場合はジャズ演奏にも使えるツールとして活用している感覚を感じます。
ですから、「理論」としてまず勉強するにはMarco Fioriniさん的に。
「ツール」として活用していくにはJan Jakutさん的に捉えていくと良いのかなといまのところ感じています。




『筆者・田中の思うNegative Harmonyについての取り扱い方。』

C Major Scale [C, D, E, F, G, A, B]
をNegative Harmonyを使って変格させると、

G, F, Eb, D, C, Bb, Ab
すなわち、
Eb Major Scale [Eb, F, G, Ab Bb, C, D]となります。

つまり、単に同主短調に置き換わるだけなので、細かい事を気にしなければ
「幾らDiatonic Chordsにテンションが入ろうとも、
つまりは同主短調上の音のいずれかに変格するだけ。」

ですから、Diatonic Chordsの範囲については細かいことは抜きにして、前ページのJan Jakutさんのようにサウンドを重視して同主短調から響きを借りてしまえば良いのかなと思っています。

しかし、もしNegative Harmonyの完全解析を目指すならばNon Diatonic Chordsについても考えていかねばなりません。
そこでもし法則性が見つかればそれはめでたしとなりそうですが、筆者・田中の思うに自分の良く使うNon Diatonic ChordsについてあらかじめNegative Harmonyを使って変格させた結果を自分のサウンドの道具箱に整理してさえ置けば良いのだと思います。

各個人の考え方によって膨大(あるいは無限に!?)考え得るNon Diatonic Chordsについて取り組むわけですから、もし仮に法則性が見つかったとしても単に変格させるのがちょっと楽ちんになるくらい事で、その結果については結局のところ使い切ることは不可能に感じるからです。

Negative Harmony、Mirror Harmony以外の様々な考え方でおそらくあらゆるシチュエーションにあらゆる種類のコードを登場させることが可能です。
そのことについて少し強引に言えば。得たい結果を先に設定し、そこから逆算してその結果を得るための何らかの「システム」を構築してさえすればよいからです。

Negative Harmony:Key の中心・骨格を音階のRoot&5thと捉え、その中間となるE音とEb音の「間」をKey Center(キーの中心)と定義し、キーセンターをaxisにして元のコード(スケールを)反転させる。
と言う設定自体が良く考えてみると、いきなり「捉え」たり、「定義」したり、「反転」させたりしている訳ですから、「いやいやいや、いったい急に何を言い出しているんだい!?」と問われたら、「あ、いえ、、、そうしたら面白いかなーって。。。そう言うコンセプトで。。。(云々)」としか返しようもない内容なのですから、そして、もちろんの事これは「面白い!」考え方だと思います。

ですから、せっかくなので自分の「システム(コンセプト)」のひとつとしてNegative Harmonyを追加してみる事をおススメしたいですし、ですから皆さんの良く使うNon Diatonic ChordsのPlagalを各自書き出してみることで、自分のサウンドの道具箱を充実させて頂けたらと思います。




・参考:コード進行におけるRootの動き方を反転させた亜種。

ネットで見つけた亜種のご紹介を。
これは名称は不明ですが、反転させるアイディアをコード進行と言う観点から実践してみたもの。
(反転を「Mirror」と呼ぶならばこれもまたMirror Harmonyの一種・亜種!?)

===== ===== ===== ===== =====
Cmajor7 - Emi7 - G7.
と言うコード進行があったとします。

ここでRoot音の動き方は、

C - E = Major 3rd 進む
E - G = Minor 3rd 進む

となっている訳ですが、このRootの動き方を反転させ、
コードのクオリティはそのままにしてみます。
すると下記の様なコード進行を発見することが出来ます。

Cmajor7 - Abmi7 - F7

C - Ab = Major 3rd 戻る(b6th 進む)
Ab - F = Minor 3rd 戻る(♮6th 進む)
===== ===== ===== ===== =====

結論はNegative HarmonyやMirror Harmony(axis = Root)とは異なっている亜種です。

メジャーコード ⇔ マイナーコード
ドミナント(●7)コード ⇒ マイナー6thコード

を適用すれば、元のコードがEm → Ab、またG7 → Fm6となりますから、
こうすればNegative Harmonyと結果が一致します。

他にも探せばたくさんの反転のアイディア、また亜種の数々が存在すると思います。

また、前ページでも述べたようにNegative Harmony、Mirror Harmony以外の様々な考え方でおそらくあらゆるシチュエーションにあらゆる種類のコードを登場させることが可能です。
そのことについて少し強引に言えば。得たい結果を先に設定し、そこから逆算してその結果を得るための何らかの「システム」を構築してさえすればよいからです。

と言うことですから、やはり自分のお気に入りのサウンドを見つけてそれを自分だけの「道具箱」に追加すると言うやり方で良いのだと、よりいっそうに感じるわけなのです。




『其の3:実践編(All the things you are)』

※資料2&3(配布物)
のジャズスタンダード”All the things you are”
をご覧ください。


・資料2:筆者・田中がNegative Re-Harmonizeしてみたもの
(メロディーに合わせてご都合主義に音程をいじっています。)

◎演奏時に使えるツールとして身に着けることを目的にしたので
 メロディーそのまま&転調ごとにキーセンターを再設定しています。


・資料3:前述のMarco Fioriniさんによる曲の転調のシステムも含めて考えるために曲の全体をKey Abとして捉え、Negative Re-Harmonizeしたものもご紹介します。

Marcoさんの場合はメロディーも反転させていて曲名も「Negative All the things you are」となっています。
メロディーが別物になっていますから、つまり異なる新しい曲になっています。

「このやり方でたくさんの新曲(!?)を作ることが出来そうだなあ。」
とか思ってしまいました(笑)


また、Marcoさんの「Negative All the things you are」には、
===== ===== ===== ===== =====
bdim[W/H] → dim ※Bdim[W/H] → Fdim
===== ===== ===== ===== =====
と言う反転が登場しています。

これは推測ですが「29〜32小節の元のコード進行が下行ラインだから、上行ラインに反転されるはずだ(べきだ!)。」の様な何となくのご都合主義が含まれている様にも感じます。
(Bdimのジェネレータトーンをb5th(F音)とするならば、その反転であるGb音をルートしたGbdim[H/W]にはなっていない。また、スケールに登場する音も一致しない。)

ここでは実演と質疑応答を交えながら進めてみたいと思います。




『其の4:最後に。』

お付き合いありがとうございました。

ここで序文で述べた内容を引用しましょう!


===== ===== =====

ここで大切なことは、その結果聴こえてくるサウンド(例えば前述のKeyCのCM7上でCフリジアン)が皆にとって何らかの納得感があること。

あるいは、この(奇妙な)サウンドを愛する者が世界中にたった1人・オレだけだとしても構わない!後ろ指さされても構わない!このオレの欲望を満たす甘美なもののひとつ、それがこのサウンドだ!
とかww

そういう事です(笑)

===== ===== =====


そう、筆者・田中の言いたいことはただひとつ。
そう言う事です(笑)

この「反転するハーモニーの世界 - Negative Harmony, Mirror Harmony(axis = Root)について。」が、皆さまのミュージックライフにNegative HarmonyやMirror Harmonyを役立てるきっかけになれば、

より良い音楽がそこにある為の「ポジティブな!」きっかけになれば幸いです。



2017/06/12 Virtuozo赤坂
ギタリスト・作曲家
気鋭の理論家(笑)田中裕一


Editing by Yuichi Tanaka(2017年5月31日早朝05:24脱稿、6/1,4,8,9加筆修正)


 単行本版は上記の資料では間違っている部分などの修正もされています。
 もちろん、大幅な加筆修正と膨大なる追加コンテンツ&付属CD付きです!
 もし、ネガティヴ・ハーモニーにご興味を持たれた方は、
 是非単行本をお買い求めください。




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帯部分に描かれた奇妙な図。
時計の文字盤のような。。。

cover

これはいったいなんなんだ!?

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明るい曲は暗くなり、
暗い曲は明るくなる。
メロディの上行・下行は逆転。
そんな鏡に写したかのような
新たな景色・サウンドが
ネガティヴ・ハーモニーの効果。
それをアドリブ・ソロでも活用しよう。
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「ネガティヴ・ハーモニーをギターで攻略(CD付)」
AB判/96頁/1,800円(税別)
[シンコー・ミュージック] 著者:田中裕一

2018年7月26日(木)発売!


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※2017/10/30発売のfusion guitar book [フュージョン・ギター・ブック] (シンコー・ミュージックMOOK)

にネガティブハーモニーの理論解説の記事を6ページ書かせて頂きました。
こちらも併せてご覧ください!

 
 
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【NewCD I'm happy、walking down “jalan”.
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