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JG-Topic Vol.27『蛇頭義太郎、Boss / SY-1 | Synthesizerが気になるの巻。』 - 「起」


蛇頭義太郎(JG)「こんちはー!ガラガラ」
 
と、今日も今日とて元気よくご隠居を訪ねてきたのが、長屋いちのジャズギター少年 蛇頭義太郎(じゃず・ぎたろう)であります。
 
前々回:JG-Topic Vol.25『蛇頭義太郎、アドリブを練習するの巻。』

 
前回:JG-Topic Vol.26『蛇頭義太郎◆▲螢魯發貿困爐隆。』

 
 
JG「ご隠居ー!与太さん来てるんだって?」
 
ご隠居「おお、義太郎や。いいところへ来なすった。」
 
義太郎がスッとご隠居の座る向かいに目をやると、与太郎(よ・たろう)がそこに居た。
 
 
与太郎(YT)「その与太さんってのはやめておくれよ。まるでぼくが与太者のようじゃないか(笑)ここいらじゃギタリストの“YTさん”でとおってるんだからさ。ひとつそれで頼むよ。
 
江戸の外れの神楽坂でギターや音楽を教えたり

 
奇々怪々な難関ジャズ・メソッド、スーパーインポーズの最終兵器「ネガティヴ・ハーモニーをギターで攻略(CD付)」
と言う本を書いたり
 
CDアルバムも何枚か作っていたりするよ。
あまり認知されていないけれど、これでもメジャーデビューしているんだよ。
......と、自己紹介はさておき。義太郎くん、久しぶりだねえ。元気にしていたかい?」
 
 
JG「見てのとおり元気いっぱい、長屋いちのジャズギター少年とはおいらのことさ!」
 
YT「ははは。それは結構。今日はね面白いものを持ってきたんだよ。」
 
そう言って取り出したのは見慣れない鉄の箱。
 
IMG-6106

 
 
JG「“YTさん”こいつは何だい?」
 
YT「こいつはエフェクトボードと言ってね。中身はこんな感じさ。」
 
ご隠居「ほほう。なかなかの充実ぶりじゃの!」
 
JG「ご隠居はコレがなんだかわかるのかい?さすがご隠居は物知りだなあ。」
 
ご隠居「そうかね。ホッホッ」
 
JG「それで“YTさん”、こいつは何だい?教えて、教えて。」
 
IMG_6113

YT「コレがOne Control / Persian Green Screamerと言う歪みペダルでブースト用に2つ(右上)と、本来の歪み用に1つ(左下)、One Control / Minimal Series Black Loopと言うスイッチャーと、HOTONE / VOW PRESSと言うボリューム&ワウペダルを間に挟んで、コレがtc electronic / Flashback 2 Delayと言うディレイ、One Control / Sea Turquoise Delayと言うディレイもスラップバックディレイ用につないであるよ。最後にtc electronic / Ditto X2と言うルーパーとMXR / M108S 10 Band Graphic EQと言うイコライザーだね。スイッチャーで回路からは外してあって使う時に回路のオンオフをしているのがBoss / OC-3 Super Octaveと言うオクターバーと、Zoom / MS-50Gと言う小型マルチエフェクターを特殊効果用に......パワーサプライ(電源)にはVITAL AUDIO / POWER CARRIER VA-08 MKIIを使っているよ。......と、まあようするにギターの音に効果を与える機械たちってわけだ。」
 
 
JG「なるほどー!おいらはギターとアンプだけで音を鳴らしてたからあまりよく知らなかったけど、何だかワクワクする機械たちだね。」
 
ご隠居「“YT”のボードはなかなか考えられておるのう。感心するぞ。」
 
 
YT「ご隠居ならお気づきかと思いますが、Zoom / MS-50Gはスイッチャーを使用してこそ真価を発揮するのです。つまり、幾つか作ったパッチを保存しておく。パッチ切り替えはZoom / MS-50Gにたったひとつ付いているフットスイッチで切り替え可能です。例えば演奏中にパッチ切り替えをしては、出ている音がコロコロ変わってしまうと言うことになりますが、音色(パッチ)の切り替え完了したZoom / MS-50Gをスイッチャーで回路に加えてやる。あるいは外してやると言うことで、本来のマルチエフェクター的使い方が可能となるのです。このZoom / MS-50Gは飛び道具系の音色も多く入っていますので、ワンポイントの効果音的な使用にはこの使い方がベストと考えています。もちろん、簡易ボードの中で、普段使っているエフェクト(歪み、空間系etc...)を数珠つなぎにしたような設定を模したパッチを作成したZoom / MS-50Gをオンにしっぱなしと言う使い方も無くはないですが、設定を相当に作りこんでおかないとちょっとサウンドがペラくなると言うか、私の好みではありません。いかに安うまエフェクターとは言え、トゥルーバイパスの機種ではありませんからね。オン時のバッファーにこの価格で期待するのは無茶ですし、もちろんオフ時に音質劣化するのは避けられません。」
 

 
ご隠居「ふむふむ。」
 
 
YT「それと、スイッチカバーがあるとエフェクターのオンオフがしやすいし、操作の確実性も上がるからおススメいたします。鉄製の六角レンチで締めて留めるタイプは踏んでいるうちに緩んで外れたり、あとは単純にボードが重くなる上に単価も高いので良くありません。スイッチカバーはプラスチック製のものが踏むほどきっちりハマる訳で緩んで外れないし、軽くて安い(10個入りでおよそ千円)からおススメですよっ!」
 

 
 
 

「承」


......それから数日後。
 
JG「こんちはー!ガラガラ」
 
ご隠居「この間は“YT”のエフェクトボードを肴に飲み過ぎてしまったのう。奴もいける口じゃからついついつられてしまった。ホッホッ」
 
JG「ご隠居飲み過ぎてたよね(笑)で、数日間は頭痛いから来るなって言われた(笑)」
 
ご隠居「面目ないのう......。お気遣い痛み入る。して義太郎や。今日は何の用でやって来たのだい?」
 
JG「あれからエフェクターに興味が出てしまってさ!それでこの数日間いろいろ調べていたんだけど、Boss / SY-1 | Synthesizerと言うエフェクターが気になってしまったんだよ。」
 

 
ご隠居「わたしも少し気になっていたよ。↑↑↑のBoss公式ページでサウンドシミュレータを試したりしておった。」
 
 
 

「転」

 
JG「この間、“YTさん”に見せて貰ったエフェクターは基本的にもともとのギターの音に効果を与えるものだったじゃない。もとになるギターの音を歪ませたりとかさ。だからサックスの音を歪ませたり、元オアシスのリアム・ギャラガーは歌に歪みかけてたりするそうだけど、それらは入力音に味(効果)を足している訳でさ、結局はもとの音色が完全に無くなることはないよね。でも、Boss / SY-1 | Synthesizerはギターetc...入力の音程と音量、入力時間を検出して、設定した音色のシンセ音を出力するものだからエフェクターと言うよりも、音変換機って感じだよね。」
 
ご隠居「そうじゃな。良く調べたのう。」
 
JG「だから他のエフェクターとは一線を画す代物だなって思ったわけなんだ。」
 
ご隠居「わたしも少し前までは、Electro-Harmonix社製のKEY9やMEL9を使っておったのう。その後、SYNTH9と言うまんまなものも出ていたようじゃな。」
 

 
 
JG「うん!それも調べてみたよ。」
 
ご隠居「最近は色々なエフェクターがあって楽しいものだ。ホッホッ」
 
JG「......でもさ。Boss / SY-1 | Synthesizerってエフェクターと言えるのかな!?仮にギターの音を入力しても、サックスの音を入力しても同じシンセ音が鳴ってしまう。要するにSY-1へ入力される音が何であっても出力音は同じシンセ音ってことでさ、それは入力音に効果を与えるエフェクターではないもの。音変換機って感じがするよ。」
 
ご隠居「ふむ。」
 
JG「ご隠居はどう思う?似たようなElectro-Harmonix / KEY9やMEL9を使っていたんでしょ?」
 
 
 
以下、「結」!?
 
と、「振り返り目次」
 

 

「結!?」


ご隠居「わたしの思うにBoss / SY-1 | Synthesizer、ないしElectro-Harmonix / KEY9, MEL9, SYNTH9 etc...このように捉えたら良いのではないじゃろうか?例えば、こんな動画を見てみるとしよう。」
 
George Benson singing "This Masquerade"

 
 
JG「ジョージ・ベンソンが、ギターソロのメロディを歌いながら弾いているね。」
 
ご隠居「ふむ。そうじゃな。あるいはこんな動画も見てみよう。音としては少しわかりづらいが、サムネイル画像に写っておるとおり、まるでギター/ボーカルのようにマイクを立ててカート・ローゼンウィンケルが歌いながら弾いている歌声も同時にレコーディングしていると言うことじゃ。」
 
Zhivago - OJM + KURT ROSENWINKEL

 
 
JG「なるほど、確かにそうだね。サウンドもスタイルも異なるけれど、ギターの音に歌声を混ぜているって点はおんなじだ。」
 
ご隠居「つまり、Boss / SY-1 | Synthesizerをはじめとする義太郎言うところの音変換機タイプのエフェクターは、音が変化するところではなくて、この別の音を混ぜることが出来るという点が重要と言うことなんじゃ。」
 
JG「......そうか!SY-1 etc...に何の音を入力しても出力されるシンセ音は同じになるけど、出力されるシンセ音と、変化していない元のギターの音を混ぜると言うことは、ジョージ・ベンソンや、カート・ローゼンウィンケルがしていることと同じことなんだ!彼らは自身の歌声によってギターの音色に効果を足している。つまり人力エフェクターってことなんだね!!それを人力ではなくて、機械にやってもらおうと言うのが、この音変換機タイプのエフェクターなんだ!!」
 
 
ご隠居「そうじゃな。自分のギターの音とユニゾンで歌ってくれる仲間が一人増えた状態と同じことなんじゃよ。」
 
JG「......ご隠居。コレは革命的だね!」
 
ご隠居「そういう風に感じることも出来るじゃろうな。少なくともわたしが若いころにはこんなテクノロジーが安価で小売りされることは無かったのだから、新世代の価値観と言えそうじゃ。」
 
 
JG「おいら今まではギターとアンプだけで音を鳴らしていたけど、エフェクターを使った音色づくりに俄然興味がわいてきたよ。おいらワクワクしてきたぞっ!!」
 
ご隠居「そうじゃろうな。それが『沼』への入り口じゃ。『機材沼』とでも呼ぼうかの。」
 
JG「『機材沼』か......」
 
ご隠居「うむ。義太郎の目がランランとしておるぞ。ホッホッ」
 
JG「おいらいろいろエフェクターを試してさ、それで自分だけの声、音色、サウンドを手に入れてみせるよ。それでもって『機材沼』の王になってみせるさっ!!」
 
ご隠居「......(義太郎にマズい世界を教えてしまったかのう......)ホッホッ......」
 
 
JG「それじゃおいらさっそくデジ〇ートやヤフ〇クetc...を漁ってみるよっ!!」
 
ご隠居「......(何だか罪悪感......)頑張れよっ!!(としか言えない......)」
 
ガラガラと、戸を開けご隠居の家を飛び出した義太郎少年。
ふと見上げたそこには雲ひとつない日本晴れの空が広がっていました......
 
 
蛇頭義太郎 ジャズギター道 -Welcome to 機材沼編-
【完】

 
 
 
【ジャズギター・トピック】第27弾以上!
長文、お読みいただきありがとうございました。
次回もご期待ください。
 
※毎週土曜日更新予定。
※次回第28回は2019/12/07(土)更新予定。
 
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リーダーバンド[y Rothko]のライブがございます。
是非お越しください!

■2019/12/3(火)
 赤坂「G's bar
 
20191203クリックで拡大表示。

 
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勝矢匠(B)
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時間 / 20:00〜22:30
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※各回入れ替え無し。
 
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著者:
ジャズギタリスト/作曲家
タナカ裕一
 
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